テクノロジー

2016.10.12 2016.11.15

Ubuntu16.04 LTSをリモートデスクトップで接続できるようにする方法

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desk2
システム担当のベッツです。
Windows10が公開されてから大分経ちましたが、中には他のOSへの乗り換えを検討されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

その選択肢の一つとしてよく取り上げられるのが無料のOS 「Ubuntu」です。 Ubuntuはデスクトップ機能に力を入れているLinux OSで、現在ではデスクトップ用途Linuxの地位を確固たるものにしています。

私もUbuntuへの乗換えを検討していたのですが、やはりWindows 10でしか動かないソフトなどもあってなかなか決断できずにいました。

そんなおり、こちらの「週末サイエンティストのススメ」というスライドを読みました。この中で、レンタルサーバーでUbuntuを利用する方法が推奨されており、また、その内容にも深く感銘を受けたので「レンタルサーバー+Ubuntu」な環境を構築してみました。

それでは Ubuntu16.04 LTS をconoha VPSに導入し、Windowsからリモート接続するまでの手順を説明します。

インストール手順

Conohaは、GMOグループの新しいVPSサービスです。Conohaにはインストール用のOSイメージが用意されているので、サーバーの追加画面にて「Ubuntu 16.04(64bit)」を選択するだけで基本的なインストールが完了します。

c1

コンソールでログインしたら、まずはパッケージ管理を最新の状態に更新します。以下のコマンドを実行してください。

終了するまでしばらく待ちます。さらにデスクトップ用のログインユーザーを作成します。これを忘れるとログイン出来なくなるので注意が必要です。

途中で、パスワードの入力を促されるので好きなパスワードを入力します。さらに管理者用の権限を追加する為に以下のコマンドを入力します。

以上でユーザーの設定は完了です。

次はtasksel コマンドを使ってデスクトップを選択します。ここでは「mate desktop」を選択します。

tasksel

上下キーとスペースキーで選択し、エンターキーで確定します。プログレスバーが表示されるので100%になるまで待ちます。

proc

これでデスクトップ環境の準備が完了しました。今度は日本語環境の設定を行います。

以下のコマンドで言語パックをインストールします。

次はロケールの設定です。

と入力し、「jpa_JP.UTF-8」と表示されれば設定は完了です。

 

次のコマンドで再起動するとログイン画面が表示されます。

tasksel

デスクトップ画面が表示されました。先ほどのユーザーIDとパスワードを入力してログインします。 ログインしたら、メニューからMATE端末を起動して作業を進めます。
matedesk

MATE端末が起動されました。

mateconsole

リモートデスクトップサービスの設定

ここまでの手順でUbuntuデスクトップの基本設定が完了しました。 次にリモートデスクトップ・サービスを導入します。
Linuxには xrdp というリモートデスクトップ・サービス用のパッケージが存在します。これをインストールするには「X11RDP-o-Matic」というプログラムを使用します。

Ubuntu16.04 LTS 用のオプションがあるようなのこちらの説明に沿って作業を進めます。

git-rdp

事前にGitをインストールしておきます。

X11RDP-oMatic をGitコマンドで取得します。

X11RDP-o-Maticというフォルダが作成されるので、このフォルダ内に移動し次のコマンドを実行します。

この処理には30分くらい掛かりますので、気長にお待ちください。
(たまにアップグレードするか等を確認してくる場合もあります。)

finish

最後にリモート接続時にデスクトップを起動するスクリプトを作成します。

リモートデスクトップでログイン

さっそくリモート接続してみましょう。スタートメニューから、アクセサリ>リモート デスクトップ接続を選びサーバーのIPアドレスを入力し、接続ボタンをクリックします。

login1

成功すると次の画面が表示されます。

login2

ユーザーIDとパスワードを入力するとUbuntuにログインできます。

このままだとちょっと重いので背景を変更します。 システムメニューの設定>ルック&フィール>外観の設定を選択します。
setting1

外観の設定画面が表示されるので「背景」タブを選び色を単色に変更します。

setting2

これでサクサク動かせるようになりました。

desk3

最後に

今回はリモートデスクトップ経由でアクセスする為の Ubuntu 16.04 LTS の構築方法を紹介しました。Linux はコンソール画面で操作するものというイメージが強かったのですが、リモートデスクトップ経由なら、グラフィカルに作業をすすめることが可能です。

とくに画像やグラフの出力結果もその場で確認できるのが有難いです。
これを機にUbuntu を検討してみてはいかがでしょうか?